2013年05月|音泉日記~音楽の温泉~

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炎~あなたがここにいてほしい~ピンク・フロイド

Pink Floyd と契約更新した EMI が行なった「Why Pink Floyd…?」キャンペーンの第2段は、アルバム[炎~あなたがここにいてほしい(Wish You Were Here)]の5枚組コレクターズ・ボックス・セットと2枚組デラックス・エディション、そして最新ベスト・アルバム[百花繚乱(A Foot In The DoorThe Best Of Pink Floyd)]のリリースで、2011年11月9日に発売されました。

[狂気(The Dark Side Of The Moon)]が全世界大ヒットを記録して音楽的にも商業的にも大成功を収めた後、新たなアルバムの製作を試みますが、自信作を発表したという満足感や大成功による注目や期待からの重圧などにより、思うように製作が進まず、効果音を巧みに利用した経験から、楽器を一切使わず日用品を使って演奏するというアイデアによる組曲「Household Objects」を試してみるもののうまくいかず断念することとなります。コンサートツアーで、新曲「Shine on you crazy diamond」「You've gotta be crazy」「Raving and drooling」などが披露し、次のアルバムに収録する予定でしたが、このコンサートが収録された海賊盤[British Winter Tour]が大いに売れるという事態となり、収録内容の見直しが図られることとなりました。幾多の困難の末、1975年に2年ぶりとなる新作[炎~あなたがここにいてほしい(Wish You Were Here)]の発売に至りましたが、[狂気(The Dark Side Of The Moon)]に比べ内容が地味という評価を受けたものの、全米・全英ともに1位を記録します。
炎 あなたがここにいてほしい炎 あなたがここにいてほしい
(2011/09/28)
ピンク・フロイド

商品詳細を見る

1.クレイジー・ダイアモンド(第1部) - Shine On You Crazy Diamond (Part.I~V)
2.ようこそマシーンへ - Welcome To The Machine
3.葉巻はいかが - Have A Cigar
4.あなたがここにいてほしい - Wish You Were Here
5.クレイジー・ダイアモンド(第2部) - Shine On You Crazy Diamond (Part.VI~IX)

Wish_You_Were_Here_LP_poster
アルバムは、コンサートツアーで発表された「Shine on you crazy diamond」を2つに分け、その間に3曲を挟むという5曲構成で作られています。1曲目と5曲目の「クレイジー・ダイアモンド」は、かつてのリーダー Syd Barrett に捧げられた曲といわれており、代役として加入した David Gilmour によるギターが曲全体を悲しく強く印象的に彩っています。1曲目のPart.Vで、次のリーダーとなった Roger Waters によるボーカルが静かにそしてしっかりと聴かせるように始まります。
2曲目の「ようこそマシーンへ」は、機械製造工場のようなSound Effectが次第に楽器音に入れ替わっていきます。「マシーン」とは Pink Floyd を取り巻く音楽業界をお金儲けの「機械」と捉え、その抑圧や強制に対する怒りや絶望を David Gilmour が悲痛な叫びとして表現し、曲の最後は工場からパーティー会場へと移動し騒がしさの中で笑い声が遠くなっていくという情景を表現した効果音で終わります。
3曲目「葉巻はいかが」は、このアルバムの中で一番ロックテーストが強い楽曲ですが、Roger Waters が「これがリアリズム」と語っている、ストレートに Pink Floyd を取り巻く音楽業界を取り上げた歌詞で、David Gilmour は歌えないといい、イギリスのカリスマ的フォークロックシンガーである Roy Harper にボーカルを依頼したといわれています。
3曲目のエンディングから4曲目にかけては、ラジオの選局をするかのようなSEが使われています。そして、ラジオから流れてくるメロディに合わせてアコースティックギターが弾かれるという形で始まる4曲目の「あなたがここにいてほしい」は、Syd Barrett への思いが込められているものですが、2曲目と3曲目で感じた社会から受ける疎外感を解ってもらえる誰かを欲している気持ちを表現した曲で、淡々とそして切々と語りかけるブルース風のバラードといえます。この曲もロンドン五輪で演奏されましたが、Pink Floyd メンバーは Nick Mason のみで、他は GenesisMike Rutherford と、2011年にデビューアルバム[]が全英1位となった Ed Sheeran でした。
風の音を模したSEが橋渡しとなって最終曲「クレイジー・ダイアモンド」のPart.VIにつながります。こちらのパートでも David Gilmour のギタープレイが印象的ですが、Part.VIIのボーカルに続きPart.VIIIでジャムセッション風のファンキーな曲調になった後、PartIXは Rick Wright 作のシンセサイザー中心のゆったりとした展開へと変わりエンディングとなります。
このアルバムのレコーディング中に、丸々と太り頭が禿げ上がった Syd Barrett がスタジオを訪れたという話があります。「あなたがここにいてほしい」という相手が現れたわけですが、以前とあまりにも変わり果てた風貌のため、当初は誰も気付かなかったとのことです。「デブでよろよろの太陽」といった感じだったんでしょうか?

Wish_You_Were_Here_LP_image
アルバムのデザインは、またもやヒプノシスによるもので、黒色の不透過シュリンクラップに包まれ中が見えないという状態で発売され、ラップを破くと体が燃えている男が握手をしている写真(今のCDジャケット写真)が現れるというものです。このカバー写真から邦題の「」が名付けられたようですが、「あなたがここにいてほしい」というタイトルはメンバーが日本側に指定してきたものとのことです。
Why Pink Floyd…?」のキャンペーンでリリースされたボックスセットでは、砂漠に立つ表情のない男の写真が採用されています。
Wish_You_Were_Here_BOX_image

コレクターズ・ボックス・セット 収録曲
Disc 1 CD
2011年ジェームズ・ガスリーによるデジタル・リマスタリング
1.クレイジー・ダイアモンド(パート1~5) - Shine On You Crazy Diamond (Part.I~V)
2.ようこそマシーンへ - Welcome To The Machine
3.葉巻はいかが - Have A Cigar
4.あなたがここにいてほしい - Wish You Were Here
5.クレイジー・ダイアモンド(パート6~9) - Shine On You Crazy Diamond (Part.VI~IX)

Disc 2 CD
ライブ音源及びスタジオ・レコーディング(未発表)
1. クレイジー・ダイアモンド - Shine On You Crazy Diamond (Live At Wembley 1974)
2. レイヴィング・アンド・ドルーリング - Raving And Drooling (Live At Wembley 1974)
3. ユーヴ・ゴット・トゥ・ビー・クレイジー - You've Got To Be Crazy (Live At Wembley 1974)
4. ワイン・グラシズ - Wine Glasses (from the 'Household Objects' project)
5. 葉巻はいかが - Have A Cigor (Alternative Version)
6. あなたがここにいてほしい - Wish You Were Here (with Stephane Grappelli)

Disc 3 DVD AUDIO
①2009年ジェームズ・ガスリーによる5.1サラウンド・ミックス…448kbpsスタンダード・レゾリューション・オーディオ
②ブライアン・ハンフリーズによるクアド・ミックス…448kbpsスタンダード・レゾリューション・オーディオ
③リニアPCMオリジナル・ステレオ・ミックス
④2009年ジェームズ・ガスリーによる5.1サラウンド・ミックス…640kbpsハイ・レゾリューション・オーディオ
⑤ブライアン・ハンフリーズによるクアド・ミックス…640kbpsハイ・レゾリューション・オーディオ
収録曲はCD1と同じ

Disc 4 DVD AUDIO VISUAL
①コンサート・スクリーン・フィルム(1975年)リニアPCMステレオ
②コンサート・スクリーン・フィルム(1975年)5.1サラウンド・ミックス…448kbps
1.クレイジー・ダイアモンド(パート1) - Shine On You Crazy Diamond (Part.I)
2.クレイジー・ダイアモンド - Shine On You Crazy Diamond
3.ようこそマシーンへ - Welcome To The Machine
③ストーム・トーガソン・ショート・フィルム(2000年)…リニアPCMステレオ

Disc 5 Blu-ray AUDIO & AUDIO VISUAL
①2009年ジェームズ・ガスリーによる5.1サラウンド・ミックス…96kHz/24-bitハイ・レゾリューション・オーディオ
②1973年オリジナル・ステレオ・ミックス…96kHz/24-bitハイ・レゾリューション・オーディオ
③ブライアン・ハンフリーズによるクアド・ミックス…96kHz/24-bitハイ・レゾリューション・オーディオ
収録曲はCD1と同じ
④コンサート・スクリーン・フィルム(1975年)リニアPCMステレオ
⑤コンサート・スクリーン・フィルム(1975年)5.1サラウンド・ミックス…448kbps
1.クレイジー・ダイアモンド(パート1) - Shine On You Crazy Diamond (Part.I)
2.クレイジー・ダイアモンド - Shine On You Crazy Diamond
3.ようこそマシーンへ - Welcome To The Machine
⑥ストーム・トーガソン・ショート・フィルム(2000年)…リニアPCMステレオ

Wish_You_Were_Here_BOX_GOODS


Pink Floyd / 炎 ~あなたがここにいてほしい~コレクターズ・ボックス 2CD+2DVD+1Blu-rayDisc+写真集+グッズ (完全初回限定盤) 価格 ¥16,000


Pink Floyd / 炎 ~あなたがここにいてほしい~ 1CD 価格 ¥2,600




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