2015年04月|音泉日記~音楽の温泉~

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エレメンツ 2014~キング・クリムゾン

ELEMENTS_MARK
2014年より活動を再開している King Crimson ですが、今回はトリプル・ドラムという破壊力のある編成になっており、また70年代クリムゾンのメンバーであった Mel Collins が復帰を果たしています。
 ELEMENTS_BOOK
 ロバート・フリップ(Robert Fripp) - Guitar
 ジャッコ・ジャクスジク(Jakko Jakszyk) - Guitar, Vocals
 トニー・レヴィン(Tony Levin) - Basses, Stick
 パット・マステロット(Pat Mastelotto) - Drums
 ギャヴィン・ハリソン(Gavin Harrison) - Drums
 ビル・リーフリン(Bill Rieflin) - Drums
 メル・コリンズ(Mel Collins) - Saxes, Flute

King Crimson を統率している1946年生まれの Robert Fripp は、20歳の頃にジャイルズ兄弟(Michael GilesPeter Giles)と、Giles Giles & Fripp を結成します。そこに、Ian McDonaldPeter Sinfield が加わり、Peter Giles の代わりに Greg Lake が参加し、1968年の年末頃に King Crimson が誕生します。デビューアルバム[クリムゾンキングの宮殿(In The Court Of The Crimson King)]の後、Ian McDonald が脱退し、次に Greg Lake が抜け、Michael Giles も去り、そして Peter Sinfield も辞めてしまい、1973年のアルバム[太陽と戦慄(Larks' Tongues In Aspec)]発表時にはオリジナルメンバーは Robert Fripp だけで、他は John WettonBill BrufordDavid CrossJamie MuirRichard Palmer-James というメンバーになります。その翌年、アルバム[レッド(Red)]をリリースすると同時に解散してしまい、その頃から Brian EnoDavid BowiePeter GabrielAndy SummersDavid Sylvian らと交流を深めソロ活動を行ないます。しかし、1981年になると Adrian BelewTony LevinBill Bruford というメンバーで King Crimson を再結成し、アルバム[ディシプリン(Discipline)]を発表しますが、他に2枚のアルバムをリリースした後、また解散してしまいます。ところが、1994年に今度は Trey GunnPat Mastelotto を加えた6人組のダブルトリオ編成で再々結成します。その後はライフワークのように断続的に King Crimson として活動を続けています。
Jakko Jakszyk は、本名は Michael Jakszyk という名前で、Jakko はニックネームです。1958年にロンドンで生まれ、生後18ヶ月の時に Jakszyk 夫妻の養子となります。16歳頃からミュージシャンとして活動し、CamelJudas Priest のサポートや Kinks の演奏に加わったりした後、2002年に Ian McDonaldMichael GilesPeter GilesMel Collins が結成した 21st Century Schizoid Band に参加します。ちなみに、Michael Giles の娘である Amanda Giles と結婚しています。
Tony Levin は、1946年にマサチューセッツで生まれて10歳からベースを始めスタジオミュージシャンとして活躍し、John Lennon の[ダブル・ファンタジー(Double Fantasy)]でプレイしています。King Crimson には81年再結成時の[ディシプリン]から参加し、この頃よりスティック(chapman stick)を使用するようになり、今ではスティックの第一人者とみなされています。
Pat Mastelotto は、1955年カリフォルニア生まれでドラムは10歳から始めてスタジオミュージシャンとなった後、Mr.Mister というバンドに在籍し、アルバム[ウェルカム・トゥ・ザ・リアル・ワールド(Welcome to the Real World)]と、その収録曲[ブロークン・ウィングス(Broken Wings)][キリエ(Kyrie)]が全米No1を記録しています。バンド解散後、再々結成した90年代クリムゾンで、Bill Bruford とのツイン・ドラム構成を披露し、現在はトリプル・ドラムの一員となっています。
1963年生まれの Gavin Harrison は、16歳からプロのドラマーとなり、20歳頃には Renaissance に参加し、2002年からは Steven Wilson が結成した Porcupine Tree のメンバーとなります。また、セッションドラマーとしても活動し、Jakko Jakszyk と一緒に行動するようになり、2008年に King Crimson に加わることとなります。
もう一人のドラマーである Bill Rieflin は、1960年シアトルで生まれ、15歳からドラマーとなりセッションミュージシャンとして活動を重ねるかたわら、ファースト・ワールド・ミュージックというレーベルを設立し、このレーベルに90年代クリムゾンのメンバー Trey Gunn が所属したことから Robert Fripp と知り合うこととなります。ドラマーとしては、全米や全英で数々のNo1ヒットを持つオルタナティヴ・ロックバンドの R.E.M. に2003年から2011年の解散までサポート参加したり、2007年には Robert Fripp の奥さんである Toyah WillcoxThe Humans というコラボレーションを行なっています。そして、2013年に King Crimson に合流しました。
1972年以来の参加となる Mel Collins は、1947年生まれで BBC 専属のサックスプレイヤーである父親の影響から幼い頃よりジャズに親しみ、地元のローカルバンドで活動するうちに23歳の時 King Crimson のレコーディングに参加し、そのまま正式メンバーになりました。1972年に Boz BurrellIan Wallace と一緒に脱退し、Alexis Korner が率いる Snape に加わった後、ファンク・バンド Kokomo のメンバーになり、Camel にも参加したりします。また、スタジオミュージシャンとしても活動し、The Rolling Stones の[ミス・ユー(Miss You)]や Tina Turner のアルバム[プライヴェート・ダンサー(Private Dancer)]、Tears for Fears のアルバム[シャウト(Songs From The Big Chair)]等でサックスを演奏しています。2002年になると、Jakko Jakszyk も参加する 21st Century Schizoid Band を結成し、2011年には Robert Fripp による King Crimson ProjeKctJakko Jakszyk とともに正式メンバーになります。このプロジェクトでアルバム[ア・スケアシティ・オブ・ミラクルズ(A Scarcity of Miracles)]をリリースしますが、Tony LevinGavin Harrison がサポートメンバーとして参加しており、それに Pat MastelottoBill Rieflin が加わって7人編成の King Crimson へとなりました。
ELEMENTS_COVER
新生 King Crimson は、2014年9月~10月にアメリカでライブツアーを開催しましたが、その際に会場販売用として[The Elements King Crimson 2014 Tour Box]というCD2枚組29曲入りボックスセットを用意しました。日本でも「キング・クリムゾン エレメンツ 2014オフィシャル・ツアー・マーチャンダイズ」と名付けられ、限定盤として正式リリースされました。未発表曲14曲を含むレアトラックと、新メンバーによるリハーサルトラック5曲が、バンドの歴史をなぞるかのような構成で収録されています。Disc1は1964年~74年の楽曲とリハーサル2曲、Disc2は81年~2010年の楽曲とリハーサル3曲です。

キング・クリムゾン エレメンツ~2014オフィシャル・ツアー・マーチャンダイズ

新品価格
¥3,660から
(2015/4/7 00:00時点)



Disc1
1.ウインド - Wind (extract) (1969, IN THE COURT OF THE CRIMSON KING recording sessions)
2.風に語りて - I Talk To The Wind (7/23/69, IN THE COURT OF THE CRIMSON KING recording sessions)
3.ケイデンスとカスケイド - Cadence And Cascade [Greg Lake vocal] (2/3/70, IN THE WAKE OF POSEIDON recording sessions)
4.サーカス - Cirkus (guitar extract) (9/11/70, LIZARD recording sessions)
5.サーカス - Cirkus [Live] (8/10/71, at the Marquee)
6.ブードゥー - Hoodoo (extract) (May,2014, Band rehearsals)
7.船乗りの話 - Sailor's Tale (9/8/71, ISLANDS recording sessions)
8.トーキング・ドラム - The Talking Drum (Octoer,1973, LARKS' TONGUES IN ASPEC recording sessions)
9.太陽と戦慄 パート1 - Larks' Tongues in Aspic (Part1) (extract) (May,2014, Band rehearsals)
10.太陽と戦慄 パート1 - Larks' Tongues in Aspic (Part1) (extract) [David/Jamie] (1/16/73, LARKS' TONGUES IN ASPEC recording sessions)
11.突破口 - Fracture [Live] (11/23/73, at Concertgebouw)
12.堕落天使 - Fallen Angel (extract) [RF harmonics] (7/8/74, RED recording sessions)
13.堕落天使 - Fallen Angel (July,1974, RED recording sessions)
14.21世紀のスキッツォイド・マン - 21 Century Schizoid Man [Live} (6/30/74, at Palace Theatre)
15.スターレス - Starless (extract) [Mark] (7/8/74, RED recording sessions)

Disc2
1.ディシプリン Discipline (May,1981, DISCIPLINE recording sessions)
2.スリー・ヘッディッド・ドゥーム パート1 - Three Headed Doom (Part1) (May,2014, Band rehearsals)
3.ニューロティカ - Neurotica (Manhattan) [Live] (11/23/81, at Roxy)
4.ニール・アンド・ジャック・アンド・ミー - Neal And Jack And Me (extract) (3/17/82, BEAT recording sessions)
5.スリープレス - Sleepless (1983, THREE OF A PERFECT PAIR recording sessions)
6.セックス、スリープ、イート、ドリンク、ドリーム - Sex, Sleep, Eat, Drink, Dream (recording session) (1/27/94, THRAK recording sessions)
7.スラック - Thrak [Live] (6/30/96, at the Shepherd's Bush Empire)
8.ベンチャリング・アントゥ・ジョイ - Venturing Unto Joy (edit) (May,2014, Band rehearsals)
9.ザ・ディセプション・オブ・ザ・スラッシュ - The Deception Of The Thrush (extract) [Live] ProjeKct Four (October,1998, West Coast Live)
10.ヘブン&アース - Heaven & Earth (early edit) ProjeKct X (5/14/00, THE CONSTRUKCTION OF LIGHT recording sessions)
11.レヴェル・ファイブ - Level Five [Live] (8/7/08, at Park West)
12.ザ・ヘル・ハウンズ・オブ・クリム - The Hell Hounds of Krim (May,2014, Band rehearsals)
13.セパレイション - Separation (edit) (2010, King Crimson ProjeKct sessions)
14.ア・スケアシティ・オブ・ミラクルズ - A Scarcity Of Miracles (alternate take) (2010, King Crimson ProjeKct sessions)

Disc1の1曲目「ウインド」は、2曲目「風に語りて」の導入部のような位置づけの曲で、[クリムゾンキングの宮殿]40周年記念ボックスに収録されていたものです。
風に語りて」は未発表のボーカル無バージョンで、オリジナルは[クリムゾンキングの宮殿]の2曲目で Greg Lake が歌っています。
3曲目の「ケイデンスとカスケイド」も初出音源でボーカルが Greg Lake です。オリジナルはセカンドアルバム[ポセイドンのめざめ(In The Wake Of Poseidon)]に Gordon Haskell のボーカルで収録されています。
4曲目と5曲目はサードアルバム[リザード(Lizard)]に収録されている「サーカス」で、4曲目は Robert Fripp の未発表のギターソロであり、5曲目はロンドンにあるマーキーでのライブです。
6曲目の「ブードゥー」は最新 King Crimson のリハーサル曲です。
7曲目「船乗りの話」は4枚目のアルバム[アイランズ(Islands)]収録時のセッションで未発表です。
8曲目「トーキング・ドラム」は[太陽と戦慄]40周年記念ボックスに収録されていたもので、10曲目「太陽と戦慄 パート1」も[太陽と戦慄]40周年記念ボックスに収録されているものの編集バージョンです。
9曲目の「太陽と戦慄 パート1」は最新 King Crimson のメンバーによるリハーサル曲です。
11曲目「突破口」は[太陽と戦慄]の次のアルバム[暗黒の世界(Starless And Bible Black)]の40周年記念ボックスに収録されているものです。
12曲目と13曲目の「堕落天使」は[暗黒の世界]の次のアルバム[レッド(Red)]収録曲ですが、12曲目は Robert Fripp の未発表のギターソロで、13曲目は40周年記念ボックス[ザ・ロード・トゥ・レッド(The Road To Red)]に収録されているものです。
14曲目「21世紀のスキッツォイド・マン」は[クリムゾンキングの宮殿]の1曲目ですが、ここでは[ザ・ロード・トゥ・レッド]に収録されている音源を使っています。
15曲目の「スターレス」は[レッド]に収録されている曲ですが、Mark Charig のコルネットと John Wetton のベースだけの未発表セッションとなっています。

Disc2の1曲目は、81年再結成時のアルバム[ディシプリン]のタイトル曲で、40周年記念盤に収録されていたものです。
2曲目の「スリー・ヘッディッド・ドゥーム パート1」は最新 King Crimson のリハーサル曲です。
3曲目「ニューロティカ」は[ディシプリン]の次のアルバム[ビート(Beat)]に収録されている曲ですが、今後リリースされる予定の40周年記念盤収録のライブ音源を使っているようです。
4曲目の「ニール・アンド・ジャック・アンド・ミー」は[ビート]収録時の未発表セッションとのことです。
5曲目「スリープレス」は[ビート]の次のアルバム[スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペア(Three Of A Perfect Pair)]収録曲で、こちらも今後リリース予定の40周年記念盤に収録されるものとのことです。
6曲目「セックス、スリープ、イート、ドリンク、ドリーム」は、90年代に再々結成してダブルトリオ編成になってリリースしたフルアルバム[スラック(Thrak)]に収録されている曲で、リリース予定の[スラック]関連音源をまとめた[Thrakboxx]に収録されているとのことです。
7曲目の「スラック」は同名タイトルのアルバムに収録されている曲ですが、未発表の96年ライブ音源を使っています。
8曲目の「ベンチャリング・アントゥ・ジョイ」も最新 King Crimson のリハーサル曲です。
9曲目の「ザ・ディセプション・オブ・ザ・スラッシュ」は、ダブルトリオ期のメンバーから3~4名を選抜して組み合わせたプロジェクト(ProjeKct)というチームの一つである ProjeKct Four によるライブアルバム[West Coast Live]からセレクトされた楽曲です。
10曲目の「ヘブン&アース」は[スラック]に続くアルバム[ザ・コンストラクション・オブ・ライト(The ConstruKction Of Light)]収録曲ですが、この曲だけバンド名義が ProjeKct X となっており、その未発表テイクが採用されています。
11曲目「レヴェル・ファイブ」は[ザ・コンストラクション・オブ・ライト]の次のアルバム[ザ・パワー・トゥ・ビリーヴ(The Power To Believe)]の収録曲ですが、2008年のシカゴでの未発表ライブ音源を使っています。
12曲目の「ザ・ヘル・ハウンズ・オブ・クリム」は最新 King Crimson のリハーサル曲です。
13曲目「セパレイション」は、プロジェクト(ProjeKct)の最終形と思われる King Crimson ProjeKct メンバーによる未発表セッションです。
14曲目の「ア・スケアシティ・オブ・ミラクルズ」は、King Crimson ProjeKct が2011年にリリースしたアルバムタイトル曲の別テイクです。

ELEMENTS_CD



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tag : キング・クリムゾン エレメンツ

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