エジプト・ステーション~ポール・マッカートニー|音泉日記~音楽の温泉~

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エジプト・ステーション~ポール・マッカートニー

Paul McCartney が、5年ぶりに発表したアルバム[エジプト・ステーション(Egypt Station)]が、全米チャート1位を獲得しました。チャート首位は、1982年のアルバム[タッグ・オブ・ウォー(Tug Of War)]以来となる36年ぶりで、しかも初登場1位という快挙です。日本のチャートでは、9月17日付けオリコン週間ランキングで6位となっています。

Egypt Station
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1988年に画家としての Paul McCartney が描いた絵のタイトルが「エジプト・ステーション」で、それをアルバムジャケットとして採用しています。横長の絵であるため、CDジャケットは6つ折となっていて、その裏面には歌詞がプリントされています。アルバムのオープニングとエンディングはステーション(駅)を意識した楽曲となっており、『音楽の旅へリスナーを誘う』というコンセプトのアルバムとして作り上げられています。

プロデューサーはグレッグ・カースティン(Greg Kurstin)で、米グラミー賞最優秀プロデューサーを2年連続で受賞しており、アデル(Adele)やベック(Beck)にリアム・ギャラガー(Liam Gallegher)、フー・ファイターズ(Foo Fighters)などの作品を手掛けています。
1曲「ファー・ユー」だけはスケジュールの関係で、ワンリパブリック(OneRepublic)というバンドのフロントマンであるライアン・テダー(Ryan Tedder)が担当していますが、彼はアデルやビヨンセ(Beyonce)、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)、スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)などに曲を提供しています。

EgyptStation_SEAL

アルバム[エジプト・ステーション]の構成としては、1曲目の「オープニング・ステーション」で幕が上がり、15曲目の「ステーションII」で一度幕を下ろした後、アンコールとして16曲目のメドレー「ハント・ユー・ダウン/ネイキッド/C-リンク」が用意されているというスタイルですが、そのあとにボーナストラックが2曲あり、全部で18曲収録されています。

オープニング・ステーション」と「ステーションII」はサウンドコラージュ風のインストゥルメンタル曲です。
2曲目「アイ・ドント・ノウ」と3曲目「カム・オン・トゥ・ミー」は先行シングルとして両A面扱いで発売されています。「アイ・ドント・ノウ」は、アビーロードスタジオで行なったシークレットギグの時、アルバムで1曲だけ好きな曲を選ぶとしたらという問いかけに Paul McCartney が選んだ曲です。「カム・オン・トゥ・ミー」では、ダンス動画の募集を行なったのですが、その際、Paul McCartney 自身が踊る動画を公開しています。
6曲目「ファー・ユー」もシングルとして配信されています。もともとはアルバム制作のオフ日だったのに、どうしてもレコーディングをしたくなってしまい、グレッグ・カースティンは都合がつかなかったのでライアン・テダーにプロデュースを依頼したという意欲作です。

[エジプト・ステーション]の作成においては、インスパイアや影響を受けてできた曲があるとのことです。5曲目「フー・ケアズ」は、テイラー・スウィフトと彼女の若いファンとの親密な関係性に影響を受けたもので、なんらかの問題を抱えながら生きている若者たちを助けるアドバイスとして作ったファンキーな楽曲です。16曲目の「ハント・ユー・ダウン」は、プリンス(Prince)にインスパイアされたもので、他に1997年のアルバム[フレイミング・パイ(Flaming Pie)]」収録の「イフ・ユー・ウォナ(If You Wanna)」も含め、「この2曲は間違いなくプリンスから影響を受けたね。僕はずっと大ファンだったから。」と Paul McCartney は語っています。

14曲目「ディスパイト・リピーティッド・ウォーニングス」は、日本滞在時に読んだ新聞に気候変動に関する記事があり、そこに書かれていたフレーズをそのまま曲タイトルにしたとのことです。この曲の歌詞は、気候変動に関するパリ協定からの離脱を表明したドナルド・トランプ(Donald Trump)を揶揄したもので、曲構成も組曲風に展開するドキュメンタリー調になっています。
政治的な志向としては、イスラエルとパレスチナを訪れたうえでのメッセージソングとして、8曲目「ピープル・ウォント・ピース」で平和を訴えています。
11曲目「バック・イン・ブラジル」は、ブラジルでのツアー中のオフ日にピアノを弾いている時に浮かんだリフをもとに生まれたブラジル人の若いカップルの物語で、ラテンをイメージしたブラジリアン・リズムのダンスナンバーです。歌詞中に日本語の「イチバン」というのがありますが、ブラジルでマッサージを受けている時に日本女性から聞いた言葉で、彼女から「ナンバー1」という意味だと教えられて採用することにしたそうです。

12曲目「ドゥ・イット・ナウ」は、Paul McCartney の父親の口癖から生まれたもので、強く印象に残っているフレーズだったようです。
7曲目の「コンフィダンテ」も、子供のころはいつも弾いていた古いマーティンのギターのことを歌った曲で、フランス語の「心の友」という言葉をタイトルにしています。ギターはフランス語では女性名詞なので、男性の親友「confidant」ではなく、女性の親友という「confidante」を使ったようです。
9曲目「ハンド・イン・ハンド」は、父親のピアノを弾いていた時に見つけたコードからできたバラードで、現在の奥さんナンシー・シェベル(Nancy Shevell)とともに手と手をとりあって歩む人生について歌ったものです。

それから13曲目「シーザー・ロック」は古代ローマの皇帝であるシーザー(Caesar)を曲タイトルにしていますが、歌詞自体は一人の女性をとりあげたもので、サビにある「She's a rock」のごろ合わせとして曲のタイトルを決めたというおちゃめなものです。
16曲目「ハント・ユー・ダウン/ネイキッド/C-リンク」は、リスナーが音楽の旅から戻ってきた後のアンコールのように用意された楽曲で、しかも[アビー・ロード(Abbey Road)]のB面メロデーのようにバラエティに富んだ展開になっています。
そして、2度目のアンコールに応えるかのようにボーナストラックが2曲用意されているというのも、Paul McCartney らしい心配りといえるものです。「ゲット・スターテッド」は the Beatles 後期の頃を思い起こさせるような印象があり、最後の方ではフェイドアウトした後にまた曲が続くというスタイルです。「ナッシング・フォー・フリー」はモダンでエレクトリカルなリズムに乗るキャッチ―なダンスソングです。

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1. オープニング・ステーション - Opening Station
2. アイ・ドント・ノウ - I Don't Know
3. カム・オン・トゥ・ミー - Come On To Me
4. ハッピー・ウィズ・ユー - Happy With You
5. フー・ケアズ - Who Cares
6. ファー・ユー - Fuh You
7. コンフィダンテ - Confidante
8. ピープル・ウォント・ピース - People Want Peace
9. ハンド・イン・ハンド - Hand In Hand
10. ドミノズト - Dominoes
11. バック・イン・ブラジル - Back In Brazil
12. ドゥ・イット・ナウ - Do It Now
13. シーザー・ロック - Caesar Rock
14. ディスパイト・リピーティッド・ウォーニングス - Despite Repeated Warnings
15. ステーションII - Station II
16. ハント・ユー・ダウン/ネイキッド/C-リンク - Hunt You Down/Naked/C-Link
17. ゲット・スターテッド(ボーナストラック) - Get Started
18. ナッシング・フォー・フリー(ボーナストラック) - Nothing For Free

EgyptStation_CD

10月31日から日本で「フレッシュン・アップ ジャパン・ツアー(FRESHEN UP JAPAN TOUR)2018」が開催されます。10月31日・11月1日が東京ドーム、11月5日には両国国技館、11月8日はナゴヤドームとなっています。国技館での開催は、相撲ファンである Paul McCartney の希望により実現したとのことです。



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tag : ポール・マッカートニー ビートルズ

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